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2026ダイアリー8/5 Tue 18時~販売開始
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商品カテゴリ一覧 > 連載開始!手帳コラム「三度目の恋を、手帳と。」第一話
長年付き合った“ 手帳 ”とお別れした。 それは今から約10年ほど前。ちょうど私がカフェを開業して、少し経った頃だった。 東京のITベンチャー企業でバリバリと働いて会社員をやっていた私は、東日本大震災の後に一念発起して地元にUターンし、2014年にやりたかったカフェを開業した。 飲食店の10年生存率が10%といわれる中、コロナ禍や原材料・人件費の高騰、円安も乗り越え、2026年でカフェ経営も12年目になる、 というのは、信頼を得たいときに使う私のキャッチコピーみたいなものである。 今日は、そんな私と手帳のお話の第一話。 “ 手帳 ”とお別れしたのは2015年頃、カフェを開業した一年後ぐらいのこと。 別れの予兆は少しずつあったと思う。 だんだんと心が離れていった。 “ 手帳 ”と出会ったのは、2000年頃だったと思う。社会人になった頃かと記憶している。 出会いの場所は、確か渋谷の東急ハンズ。(職場が渋谷だった) SAZABY(サザビー)の黒のミニ6穴のシステム手帳。
これが実物
最初はぎこちなかったが、だんだんと馴染んできて、次第に愛着を感じるようになっていく。 社会人になり、仕事をし出してキャリアを積んでいくのと比例して、私のシステム手帳の中身も充実していった。 ・日付入りの月間ダイアリー(年が変わるごとに毎年買っていた) ・いろいろなメモ(罫線・無地・ドット・方眼) ・クリアポケット ・カラーインデックス ・シールドホルダー ・アドレス帳 ・ショップリスト ・鉄道の路線図(手帳専用で、三つ折りの見開きのようになっていて6つ穴が空いていた)
当時持っていた路線図がこれ。もちろん高輪ゲートウェイ駅などはない。裏は名古屋と札幌の路線図が掲載。
といったラインナップに。 カフェ巡りの最中に、カフェで手帳を開いてスケジュールを眺めたり、精査したり、何気ないことばをメモしたり、外で見つけた花びらを挟んだり。 今思うとそんな、ちまちまとした日常がとても楽しく幸せだった。 村上春樹氏がエッセイで「小確幸(しょうかっこう)」という造語を作っていた。 「小確幸」とは、「小さいけれど確かな幸せ」。
引出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた綺麗なパンツが沢山詰まっているというのは人生における小さくはあるが確固とした幸せのひとつ (中略) おろしたてのコットンの匂いのする白いTシャツを頭からかぶるときのあの気持もやはり小確幸のひとつである
「ランゲルハンス島の午後」村上春樹
手帳は、私にとってはまさに村上春樹のパンツであり、Tシャツ。 “ 手帳 ”との蜜月の日々は、小さな幸せの集積であった。
シールドホルダーに桜の花びらを挟んでいた
【上段】:占い師に占ってもらった時のメモ。【中段】:だいぶ色褪せてしまったけど大事にとってた偉人のことば「今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことに失望する。ゆえにもやいを解き放ち、安全な港から船を出し、貿易風を帆にとらえよ。探検し、夢を見、発見せよ。(マーク・トウェイン)」切り抜いてシールドホルダーに挟んでいた。カフェを開業する力にもなっていた。【下段】:良さそうな音楽のメモ
【上段】:2009年のカレンダー。(仕事は職場のオンラインカレンダー、プライベートは手帳だった)【中段】:気になった雑誌の切り抜きなどを手帳に糊で貼っていた。【下段】:気に入っていた資生堂のコロンのタグと好きなアルバムのジャケ写。
手帳は常に持ち歩いていた。 仕事では出張も多かったが、もちろん出張の際にも。
今も持っている黒い鞄、財布、手帳(弊店カフェで撮影 2026)
革の鞄、財布、手帳を全部黒で揃えて、鞄に財布と手帳をポンっと投げ入れ、出かける。これもまた私にとっての「小確幸」の一つ。 それにより角が剥げ、革も艶々に飴色になっていった。 飛行機での出張が多かったので、この手帳は何度空を飛んだのだろう。
端や角は摩耗や劣化が目立つけど、この経年劣化にも愛着が。
しかし、そんな“ 手帳 ”との小さな幸せの日々は、次第に終わりを迎えていくことになる。 オンラインのカレンダー、スマホのメモ機能、そういったアナログではないデジタルの機器や機能が黒船の如くやって来たのだ。 先に書いたように、私はITベンチャー企業の会社員であった。 デジタル化の波は他業界よりも早く押し寄せていた。 手元に残っている日付入りの月間ダイアリーの最新は2010年のものである。 つまり、2011年以降は毎年買っていた月間ダイアリーのレフィルを買わなくなったのである。 プライベートのスケジュールすらも、オンラインのカレンダーに書くようになった。 しかし、この手帳はこの後も大きな役割をしばらく担うことになる。 カフェ立ち上げ時の様々な打ち合わせ、講習、メモなどの場面で。 次回以降は、カフェ開業のお話とそこでの“ 手帳 ”との付かず離れずの日々、マンネリの日々、そして“ 手帳 ”との新しい関係性など。 どうぞお楽しみにしてください。
長年付き合った“ 手帳 ”とお別れした。
それは今から約10年ほど前。ちょうど私がカフェを開業して、少し経った頃だった。
東京のITベンチャー企業でバリバリと働いて会社員をやっていた私は、東日本大震災の後に一念発起して地元にUターンし、2014年にやりたかったカフェを開業した。
飲食店の10年生存率が10%といわれる中、コロナ禍や原材料・人件費の高騰、円安も乗り越え、2026年でカフェ経営も12年目になる、
というのは、信頼を得たいときに使う私のキャッチコピーみたいなものである。
今日は、そんな私と手帳のお話の第一話。
“ 手帳 ”とお別れしたのは2015年頃、カフェを開業した一年後ぐらいのこと。
別れの予兆は少しずつあったと思う。
だんだんと心が離れていった。
“ 手帳 ”と出会ったのは、2000年頃だったと思う。社会人になった頃かと記憶している。
出会いの場所は、確か渋谷の東急ハンズ。(職場が渋谷だった)
SAZABY(サザビー)の黒のミニ6穴のシステム手帳。
これが実物
最初はぎこちなかったが、だんだんと馴染んできて、次第に愛着を感じるようになっていく。
社会人になり、仕事をし出してキャリアを積んでいくのと比例して、私のシステム手帳の中身も充実していった。
・日付入りの月間ダイアリー(年が変わるごとに毎年買っていた)
・いろいろなメモ(罫線・無地・ドット・方眼)
・クリアポケット
・カラーインデックス
・シールドホルダー
・アドレス帳
・ショップリスト
・鉄道の路線図(手帳専用で、三つ折りの見開きのようになっていて6つ穴が空いていた)
当時持っていた路線図がこれ。もちろん高輪ゲートウェイ駅などはない。裏は名古屋と札幌の路線図が掲載。
といったラインナップに。
カフェ巡りの最中に、カフェで手帳を開いてスケジュールを眺めたり、精査したり、何気ないことばをメモしたり、外で見つけた花びらを挟んだり。
今思うとそんな、ちまちまとした日常がとても楽しく幸せだった。
村上春樹氏がエッセイで「小確幸(しょうかっこう)」という造語を作っていた。
「小確幸」とは、「小さいけれど確かな幸せ」。
引出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた綺麗なパンツが沢山詰まっているというのは人生における小さくはあるが確固とした幸せのひとつ
(中略)
おろしたてのコットンの匂いのする白いTシャツを頭からかぶるときのあの気持もやはり小確幸のひとつである
「ランゲルハンス島の午後」村上春樹
手帳は、私にとってはまさに村上春樹のパンツであり、Tシャツ。
“ 手帳 ”との蜜月の日々は、小さな幸せの集積であった。
シールドホルダーに桜の花びらを挟んでいた
【上段】:占い師に占ってもらった時のメモ。【中段】:だいぶ色褪せてしまったけど大事にとってた偉人のことば「今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことに失望する。ゆえにもやいを解き放ち、安全な港から船を出し、貿易風を帆にとらえよ。探検し、夢を見、発見せよ。(マーク・トウェイン)」切り抜いてシールドホルダーに挟んでいた。カフェを開業する力にもなっていた。【下段】:良さそうな音楽のメモ
【上段】:2009年のカレンダー。(仕事は職場のオンラインカレンダー、プライベートは手帳だった)【中段】:気になった雑誌の切り抜きなどを手帳に糊で貼っていた。【下段】:気に入っていた資生堂のコロンのタグと好きなアルバムのジャケ写。
手帳は常に持ち歩いていた。
仕事では出張も多かったが、もちろん出張の際にも。
今も持っている黒い鞄、財布、手帳(弊店カフェで撮影 2026)
革の鞄、財布、手帳を全部黒で揃えて、鞄に財布と手帳をポンっと投げ入れ、出かける。これもまた私にとっての「小確幸」の一つ。
それにより角が剥げ、革も艶々に飴色になっていった。
飛行機での出張が多かったので、この手帳は何度空を飛んだのだろう。
端や角は摩耗や劣化が目立つけど、この経年劣化にも愛着が。
しかし、そんな“ 手帳 ”との小さな幸せの日々は、次第に終わりを迎えていくことになる。
オンラインのカレンダー、スマホのメモ機能、そういったアナログではないデジタルの機器や機能が黒船の如くやって来たのだ。
先に書いたように、私はITベンチャー企業の会社員であった。
デジタル化の波は他業界よりも早く押し寄せていた。
手元に残っている日付入りの月間ダイアリーの最新は2010年のものである。
つまり、2011年以降は毎年買っていた月間ダイアリーのレフィルを買わなくなったのである。
プライベートのスケジュールすらも、オンラインのカレンダーに書くようになった。
しかし、この手帳はこの後も大きな役割をしばらく担うことになる。
カフェ立ち上げ時の様々な打ち合わせ、講習、メモなどの場面で。
次回以降は、カフェ開業のお話とそこでの“ 手帳 ”との付かず離れずの日々、マンネリの日々、そして“ 手帳 ”との新しい関係性など。
どうぞお楽しみにしてください。